1/144 MS-06S CHAR'S ZAKU 大河原邦夫イラストパッケージ




1/144 MS-06S CHAR'S ZAKU 大河原邦夫イラストパッケージです。
キャンペーン広告には、「限定プラモデル 1/144 MS-06S シャア・アズナブル少佐機」
となっていますが、分かり難い上にあまり端的にコレを現している表現でないので、やはり却下。

84年の「ガンダムワクワクプレゼント」販促キャンペーンの1等賞品です。
このキャンペーンは、ガンプラを¥500以上買うと1回くじが引けて、
くじの銀色部分を削ると何が貰えるかその場で分かる、スクラッチカード式の店頭懸賞でした。

この大河原パッケのシャアザクはレアガンプラの中でも最も有名なキットの一つですね。
ガンプラ初の店頭キャンペーンプレミアムキットで、
中身はこれも有名でMSVのマインレイヤーの色変えに、
ハイコン06Rの軟質樹脂製の手首、マシンガン、ヒートホークをセットしたもの。

当時「ベストプロポーションザク」として名高い、マインレイヤーの色変えキットということで、
注目度も非常に高かったですね。

「Wエキサイティング」版との違い。
「Wエキサイティング」版はパッケの表記が画像の「LIMITED MODEL」部分が「限定版」でシリアルNo.入り、
この「ワクワク」版の表記はそこが「LIMITED MODEL」でシリアルNo.無しです。

専用に起こされた説明書とキットに封入されていたメカニカルファイル。

専用のデカールも付属。

タダの色変え版と思う無かれ、ランナーのタグには、
「1/144 MS-06S シャア少佐機 LIMITED」と刻印してあります。

コレはかなり珍しいコトで、今のバンダイさんでは有り得ない拘りようです。
ガンプラに対する気合の入れようが違いますね。

また、マインレイヤーの発売が84年3月で、このキャンペーンの時期や、
ダブルエキサイティングプレゼントの応募時期(6月18日〜)から見て、
案外、マインレイヤーは元からこういうコトをする前提で設計されたと思われます。

マインレイヤーは発売前の広告では「ベストプロポーションザク」として掲載されていたようですし、
オマケ的にノーマルザクのパーツが付属しているのではなく、
元々ノーマルのザクとしても組めるような企画としてスタートしたんでしょうな。
1/144ザクの評判は悪かったですからね。

だからこそ出来た限定品で、そういった意味でも非常に価値の高いキットなのですが、
如何せん数が多過ぎます・・・。
昔はこういった抽プレで出すとほぼ同時に店頭でも配っちゃうことがよくありましたので、
価値を落としてしまってますね。

数の上では、店頭抽プレキットの中では最多だったのではないでしょうか?
勿論90年代のモノとは比べるべくもない程の違いがあります。
それだけ模型店は多かったんですよ、当時は・・・。

この改行は必要→

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